介護に関わることを中心に奈良県を紹介

奈良県で介護支援専門員になるためには

介護支援専門員(ケアマネジャー)になるためには、各都道府県が実施する介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、実務研修を受講しなければならない。この試験を受けるためには、保健や医療や福祉に関する法定資格に基づく業務又は一定の相談援助業務に通算5年以上、かつ900日以上従事する必要である。またこの要件は、全国どこの事業所でもいいわけではない。奈良県で介護支援専門員実務研修受講試験を受けるためには、5年以上かつ900日以上働いている事業所が、奈良県内にあることが条件になる。ただし、人によっては業務期間は満たしていても、今は働いていないという人もいるかもしれない。その場合は、奈良県内に住所地があることが条件となる。
介護支援専門員実務研修受講試験は毎年6月初旬に受験案内・受験申込書の配布が開始される。申込期間は7月の最初までの1か月間なので、その期間中に申込書を郵送で送らなければならない。なお、郵送で送る際は簡易書留に限られているので注意しよう。実際に試験が行われるのは、10月中旬だ。奈良県の試験会場は2箇所あり、奈良市と橿原市で行われる。そして無事試験に合格すると、今度は実務研修が開始される。実際にケアマネジャーとして働くことができるのは、実務研修が修了し、介護支援専門員資格登録簿に登録申請された後になる。実際にケアマネジャーとして働く際は名簿への登録だけでなく、専門員証の交付も必要になるので、忘れないようにしよう。